特定の季節に売れる商品のことを季節商品(シーズナル商品)といいます。
例えば、夏には、クーラーや水着が売れ、冬には、暖房機器や防寒着が売れます。
新生活が始まる時期には、キッチン用品やインテリア、生活家電が売れます。
このような商品は、需要が短期間に集中するため、時機を掴めば、大きな利益を得ることができます。
一方で、売れ残れば、不良在庫を抱え、商品も「流行遅れ」となり売れなくなります。
法人税法では、資産の評価損は原則として、認められていません。
ただし、時価が50%以上下落しており、一定の事実(物損等の事実)がある場合には、損金経理を要件に、時価までの評価損が認められています。
棚卸資産の場合には、次の事実がある場合に、評価損の計上が認められます。
そのため、通常の価額や方法で販売できないとする根拠となる具体的な資料と合理的な説明を準備しておく必要があります。